まっくろやすべえ漂流記

東京在住、旅を中心に、食事や温泉も。

東海道五十三次を歩いたお話~漆~

2018年5月東京・日本橋から京都・三条大橋まで11日間の歩き旅の全容を紹介します。

 

 

浜松ー赤坂(47.2㎞)

15時間を超える死闘を繰り広げた昨日

どうにか旅程を戻すことができました。

そして今日も45㎞を超える道のりに挑むのでありました。

 


浜松宿ー舞阪宿(10.9㎞)

 

昨晩は友人の家に泊めてもらい、

久々に寝床という寝床につけました。

幸せな時間でした!お布団大好き笑


6:48 浜松宿発

今日は昨日までの晴天とは打って変わって

スタートから雨でした。

やっぱ雨はテンションが上がりませんよね。

 

浜松からは最初国道257号線を歩いていきます。

出発時は小雨だったのですが、

段々と雨脚も強まってきました。

 

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一里塚を通るのもこれで67回目か。。

毎日40㎞を歩くのが普通であったって書いてあるけど、普通ではないぞこれ笑

恐るべき脚力だ江戸時代民は。

 

高塚駅を越えると、

257号線から316号線に分岐があるのでそちらに歩を進めます。

そこから浜名湖にぶち当たるまではずっと直進の道なりです。

 

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道の途中には波小僧と呼ばれる妖怪。

 

その波小僧から15分ほど行くと

浜名湖手前に舞阪本陣が出てきます。

 

8:07 舞阪宿着

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橋の手前には常夜灯がありました。


舞阪宿ー新居宿(5.9㎞)

浜名湖に差し掛かるとより一層雨風が強くなってきました。

海沿いの悪天候はかなり厄介です。

 

弁天橋を渡ると、

弁天島にたどり着きます。夏場は海水浴場になるスポットらしいです。

 

そこからはひたすらに301号線を歩いていきます。

弁天島から新弁天と呼ばれる島に渡り、

更にはそこを越えて、新居へと入っていきます。

 

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こちらは新居関所跡になります。

 

関所を通り過ぎると、

すぐに新居宿があります。

 

9:10 新居宿着

 

非常に整備されていて、趣のある宿場になっています。

宿場最大の旅籠「紀伊国屋」も資料館として整備されている。


新居宿ー白須賀宿(6.5㎞)

新居宿に着くと、本日一番の大雨。。

さすがの私も雨宿りをして様子をみます。

しかし、20分ほど待つものの一行にやむ気配なく、

仕方なく出立しました。

 

雨も強かったためここら辺の記録写真を撮りそこないました。。

そして、この雨を境に筆者のスマホがバグが多くなったような気がします。。

防水大事ですね。。

 

白須賀宿までは大きな道ではありません。

潮見坂という富士山絶景スポットがあったのですが、

あいにくの雨で見ることができなかったです。

この潮見坂のほう向かって曲がっていきます。

坂を行くとしばらく道なりです。意外と小道です。

 

そんなこんなで白須賀宿へと到着しました。

 

11:25 白須賀宿


白須賀宿ー二川宿(5.8㎞)

白須賀を越えると遂に愛知県へと入っていくのでありました。

白須賀のある湖西市から愛知県豊橋市へと移動します。

 

箱根以来の以来の県またぎです。

本当に静岡長かった~。。

 

さて、実は筆者の生まれは何を隠そう愛知なのです。

帰ってきたよ故郷~!!

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知っている地名があると、なんだか落ち着きますよね。

なんともホーム感があるなあ!!

そんな感じで士気を戻していました。

 

新居ー白須賀間と異なり、二川までの道のりは

大きな国道1号線を歩いていくことになります。

しかし、THE工業地で、トラックがバンバン走っているようなエリアです。

民家等もあまりなく、産業のための道でした。

 

かなり歩くと、

国道1号線東海道新幹線の線路が近くなるところがあるのですが、

一旦収まりかけていた雨もまた降り出し、出来れば退避しようと考えて歩いていると、

目前にして、

なんだか急に私の前に一台の車が止まりました。

 

んっ?なんだ?

と思ったら車の窓が開き、

「なにしてるの?」

とアジア系っぽい40歳過ぎのおじさんに言われて趣旨を説明していると

急に「そっか~、おじさんはね、、、」

と話しはじめて、おじさんの経歴を一からご教授いただきました。

 

苦労人だったそうなんですが、頑張って社長になった。的なサクセスストーリーを話していただきました。

「そして君も頑張るんだぞ」と励ましていただいたのですが、、、

 

ただ話している間にも雨は強くなり、おじさん自身は車内だから話し長いし、、

けど話を遮ることもできず15-20分くらい滝のような雨に打たれていました。。

 

いやあ、悪い人ではないんだろうけどね。。もうちょい状況考えてくれ。。

まあ今ではいい思い出なんだが、、、笑

しかも再開した途端雨が弱まるって笑

 

まあそんなこんなで、新幹線ガード下、梅田川そしてJR東海道線を越えて

さっきの殺風景とは変わり、家屋も出てきて宿場町っぽくなってきました。

 

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妙泉寺につながる道です。

 

そのまま二川駅方面に歩いていくと、二川宿に着きます。

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12:58 二川宿着


二川宿ー吉田宿(6.1㎞)

吉田宿は現在の豊橋駅周辺を指します。

 

二川宿を出ると、

火打坂という交差点を北上していきます。

そしてガーデンガーデン豊橋本店左折します。

 

そのまま道なりに歩き、国道1号線とぶつかる飯村一里塚まで行き、

そこからは国道1号線をひたすら歩いていきます。

 

そして豊橋鉄道という路面電車の東八町停留場にあたるまで進んでいきます。

そこからは少し小道に入って、

豊橋鉄道札木停留場を過ぎると、吉田宿に到着です。

 

15:34 吉田宿着

 

浜松から出て久しぶりな都市部な感じを受けます。


吉田宿ー御油宿(10.3㎞)

さて、吉田宿を出発すると、

真っ先に出てくるのが地名の由来でもある豊橋です。

愛知県民だったけど、今も豊橋という橋があるんだーって感心してました。

知らなかった。。

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橋を渡り終えると、

すぐに左折して道なりに進みます。国道496号線です。

豊川放水路を越えて、さらに佐奈川も越えていきます。

そして白鳥5丁目西で再び国道1号線に合流し、

国府町薮下でまた小道に戻ります。

 

国府から御油までは1駅分なので意外と遠くはないですが、

これまで40数キロ歩いてきた疲労感と

雨で奪われた体温でかなりきつかったです。

 

しかしどうにかたどりつきました!

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18:32 御油宿着

豊橋から4駅分(名鉄)はやはり遠いですね。。

御油宿ー赤坂宿(1.7㎞)

さあ、本日もラストスパートです。

東海道53次内で最短距離になるこの区間

 

御油から赤坂まで松並木が続いています。

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結構限界近いですね。

かなり陽が落ちて、濡れていることもあり寒いです。。

はよ終われと早足で歩いていました。

けど普通に歩くのであれば風情ある松並木なんだろうなあ。

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暗すぎて顔も映らないですね。。

 

今日も苦戦しながらもようやく到着です。

 

19:00 赤坂宿着

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地元の友達の家に今夜も泊めていただけることになりました。

ありがたや!

今日は天気的にも距離的にもかなりハードな一日でした。

かなり体温いかれてしまったのでしっかり暖かくして休息をとります。

ではまた明日!


7日目の歩み


浜松宿ー赤坂宿(29宿目-36宿目)
・総距離 47.2㎞
・総時間 12時間12分